4.サウジアラビアの一般国民の家の造りや特徴

サウジアラビアは世界有数の産油国で有名な国ですが、国民はどのような生活を送りどのような家に住んでいるかご存じでしょうか?

現在観光が禁止されている国ですので、ツアーなどで出かけることはできず国内の様子を知ることはなかなかできないのです。

サウジアラビアの一般的な国民の家の造りや特徴、どのような家に住んでいるのかご紹介します。

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サウジアラビア国民のお金事情

サウジアラビアは豊富な石油や天然ガスなどの天然資源のおかげで国民生活は恵まれている人が多いです。

石油は産油国ですので水より安く購入できますし、医療費、教育費は無料です。

電気代や水道代も安く、小麦は国が買い上げているためパンなどの小麦製品はとても安く買えます。

このため多くのサウジアラビア国民は普段の生活費にお金を使う必要がないため家や車、趣味などにお金を使うことができます。

サウジアラビア国民の一般的な家の造り

サウジアラビアの一般的な国民の家の造りは高い塀で、その特徴はどの家も2メートル以上ある塀に囲まれているという点です。

サウジアラビアの女性は外出する際にはアバヤなどを着用する習慣がありますがこれは家族、親族以外の男性には顔などを見られないようにするためです。

家の中では顔や肌を隠さなくてもよいように、外から家の中が見られないような家の造りになっているのが大きな特徴です。

また塀の内側に入っても建物の中が見えにくいという特徴があります。

窓が小さく、ベランダなどはないという家の造りです。

これはサウジアラビアの天候事情が理由にあげられます。

夏が長く日中の気温が50度近くになるサウジアラビアでは曇りの日がとても好まれます。

紅海沿いの都市ジェッダでは季節が変わる時期に雨が少し降りますが毎日ほとんど晴れています。

毎日暑く日差しが強いため窓は小さいという家の造りの特徴があるのです。

また首都リヤドは周りが砂漠に囲まれているため季節の変わり目には砂嵐が起こります。

このため大きな窓やベランダがあると砂が入るため開口部は狭いという家の造りになっているのです。

サウジアラビア国民の一般的な家の広さ

街中には公務員など一般的な国民が多く住む住宅街があります。

家の広さは約300-400平方メートルと日本の家に比べるとかなり広い印象です。

これはサウジアラビアの生活習慣に理由があります。

女性は家族以外の男性に顔を見せることはできないため、それぞれの客人のため男性、女性それぞれの専用リビングが必要になります。

また外に出ることが少ないアラブ女性は家で過ごす時間が長くなるため、快適に過ごせるような広い家の造りになっているのです。

地下にジムやプールなどがある家もありますし、趣味のための広い部屋を持っているサウジアラビア人もいます。

まとめ

サウジアラビア国民の住宅街に建つ家は見ためが揃っており高さは2階建てが多く、地下があることもあります。

高い塀で覆われており、門番やドライバーが門の近くを守っていることもありますがその門構えは美しく唐草模様やゴールドなどであしらわれています。

中を見る機会が少ないサウジアラビア人の家ですが、天井も高く広々とした家で快適に過ごせる造りなのです。

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