私たちが生活する上で欠かせない原油ですがほぼすべての原油はサウジアラビア等の中東からの輸入に頼っています。
サウジアラビアは日本の原油輸入の約3割を占めており重要な国ですがサウジアラビア国民の暮らし方等はあまり知られていません。
サウジアラビアの知られざる一般国民の暮らし方はどのような感じなのかご紹介します。
サウジアラビアの暮らし方、生活編
サウジアラビアは紅海沿いのジェッダ、砂漠に囲まれたリヤド、高地にあり避暑地で有名なタイーフなどいくつかの都市があります。
タイーフは年間を通して過ごしやすい気温ですがその他の都市は砂漠気候であり夏は酷暑となり40度を超えることもあります。
このような気候に対応するためほとんどの家は窓が小さく、家の中で長い間過ごすことが多いため広めの家が多いのです。
窓が小さいのは強い日差しを家に入れないためでバルコニーなどがない家もあります。
また季節の変わり目には砂嵐があることも大きな窓の家が少ない理由の一つです。
家の広さは一般的なサウジアラビア国民の家で200平-300方メートル、2階建て、プール、地下室などがある家もあります。
暑い昼間は長い時間部屋で過ごす暮らし方をしているため、お客様を招くことも多くリビングは広く客用、家族用とわかれていることもあります。
また客用のリビングは男性用、女性用の2つある家庭もあるのです。
これはアラブ世界ではある程度の年になると男性と女性は同席しないと決められているからなのです。
サウジアラビアの暮らし方、ネット編
インターネット進化によりブログやSNSなどで国内外の情報は現在簡単に手に入ります。
行ったことがない国の生活情報や国民の暮らし方などが発信されており興味深いものです。
サウジアラビアでもインターネットは使用できますが、当局の検閲が入っておりすべてのページが見られるわけではありません。
このため欧米などの政府がサウジアラビアのネット規制について批判しています。
インターネット上の情報についてイスラム法的にふさわしくない内容については当局によって遮断されサウジアラビア国内では閲覧することはできません。
アラビア語、英語などについては内容についてある程度正確に把握されていますがその他の言語の内容についてはそうでないものもあります。
イスラム法的に問題ないページであっても写真が多用されていたりすると閲覧不可になることもあります。
このような事情もありますが、サウジアラビアの若い人達は他国のさまざまな文化を手に入れるためネットを駆使しているのです。
まとめ
サウジアラビアの一般国民の生活、暮らし方は根底にアッラー神が望むままにという考え方があるので時間の流れが穏やかでゆったりしています。
砂漠気候のため部屋で長時間過ごすことが多いため広い家で客人をもてなし、夜涼しくなると砂漠でのんびり時間を過ごすのです。
公共機関がないため運転手やメイドさんなどを雇っている家庭も多く日本でいう上流家庭のような暮らし方なのです。