サウジアラビアにある文化遺産、訪れたい世界遺産3選

サウジアラビア国内でユネスコ世界遺産に登録されている文化遺産は4件あります。

しかしユネスコに登録されたのは2000年に入ってからのことでそれまでは文化遺産として登録されていませんでした。

サウジアラビアを観光できるなら世界遺産級の訪れたい文化遺産3選、ご紹介します。

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スンニ派とシーア派の解釈の違い

サウジアラビアの国教はイスラム教です。

イスラム教にはスンニ派とシーア派があり、サウジアラビアの9割はスンニ派です。

イスラム教といえば、2000年代から台頭してきたテロ組織アルカイダやイスラミツクステイトを連想する人もいるではないでしょうか?

彼らはスンニ派の中の過激派であり、ほとんどのスンニ派の人は穏健で敬虔なイスラム教徒です。

しかし過激派はイスラム原理主義とも言われイスラム教の教義を厳しく解釈することでも知られています。

時にスンニ派の解釈は同じイスラム教でも厳しく、シーア派が多いイランなどとは違うことが多いのです。

例えばスンニ派は偶像崇拝禁止なのでアッラーの絵画や銅像はありませんし、集会は禁止なので映画館やコンサートホールはサウジアラビア国内にありません。

またシーア派のイランは観光はできますが、スンニ派が多いサウジアラビアでは他宗教の人が入ってくる観光はいまだに許されていないのです。

サウジアラビア国内の文化遺産

ユネスコに登録された文化遺産は4つありジッダのナシーフハウス以外はすべて砂漠近くにあります。

ナシーフハウスは紅海沿いの都市ジッダの昔の豪商であるナシーフ家の邸宅で当時の生活の様子を見ることができる建物です。

ナシーフハウスの周りにはスークと呼ばれる地元の市場がありゴールドやシルクカーペット、パシュミナなど買うことができます。

サウジアラビアの自然を満喫したいならやはり砂漠にある文化遺産を見るといいでしょう。

マダインサーレハはサウジアラビア国内で2008年にユネスコ文化遺産に登録された最初の遺跡です。

ナバテア人が住んでいた古代都市の遺跡で岩だらけの遺跡とも呼ばれています。

砂漠の中に残る岩の遺跡は壮大でヨルダンのペトラ遺跡に次ぐ規模を誇る遺跡なのです。

次におすすめの文化遺産はハイール地方にある岩絵で、は2015年に登録されています。

ハイール地方のロックアートであり、約8000年も前の家畜化された犬の岩絵などが発見されているのです。

当時は水源であった場所で約1万年前の人類の姿や碑文などを見ることができるのです。

まとめ

サウジアラビアの皇太子は世代交代とともに、脱石油、経済投資など改革を進めています。

サウジアラビアはこれまで観光ビザは団体しか出ていませんでしたが、今後少しずつ観光ビザを出すことを発表しています。

サウジアラビアの砂漠に広がる文化遺産を見ると壮大な遺跡群に圧倒されることは間違いなくまた訪れたいと思うはずです。

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