サウジアラビアの国内旅行で女性の服装はアバヤが絶対必要?

サウジアラビアの女性は家から一歩外に出るには必ずアバヤという民族衣装を服装の一番上に着なければなりません。

アバヤとは長袖で、足首までの長さがあり、色は黒く、腕や足すべてが隠せる薄いコートのような羽織物です。

サウジアラビアを国内旅行する際の女性の服装についてご説明します。

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イスラム圏の国の女性の服装

サウジアラビアに限らず中東のイスラム教の女性達は、体の線が出ないような服装で外出します。

例え夏暑い時期であっても中東の女性はノースリーブや短パン、ミニスカートのような服装ではなく露出のない服装で髪の毛を隠し外出します。

上に羽織る服装は地域によって様々です。

アフリカ大陸のエジプトの女性は働いている人も多いため若い人は長袖、パンツといった服装の人が多く年配の方はアバヤなどを着用しています。

同じアフリカ大陸内のモロッコではジェラバという民族衣装ですが、やはり長袖、長い裾にフードがついています。

アラビア半島ではサウジアラビアと同様のアバヤ着用率が高いですが、アフガニスタンではブルカという青い色の長いコートのようなものを着ています。

中東の女性の服装はアバヤ、ブルカ、チャドル、ジェラバ等名前はいろいろありますが、体の線が出ないような露出を抑える服装です。

髪の毛はヒジャブ、ニカーブなどスカーフのような形をした布できれいに隠します。

なぜイスラム圏の女性は肌や髪の毛を隠すのでしょうか

肌や髪の毛を隠す理由はイスラム教の聖典コーランの教えからきています。

体や髪の毛を隠し近親者以外には目立たないように男性の理性を壊さないようにするということが主な理由です。

厳密には顔や手以外は隠すということですが、年配の女性の中には手袋や仮面をつけすべて隠している女性もいます。

中東の多くは夏は40度以上になり酷暑の地域が多いですが、アバヤの生地は薄くさらさらしており厳しい日差しを遮り中東の気候に適した服装です。

サウジアラビア国内を旅行する際女性の適した服装とは

サウジアラビアは2018年の来日時に観光ビザ発給について言及したことにより観光業にも力を入れつつあることわかっています。

近い将来、個人の観光旅行で女性単独でサウジアラビアに入国することもできるようになるでしょう。

国内を旅行する際の適した女性の服装は、現地の風習を尊重してできるだけ体の線が出ないような服装にすることが望ましいでしょう。

特に首都リヤドは砂漠気候で日中は50度近くになり日差しはかなり強く夜は一気に気温が下がります。

アバヤは昼間の強い日差しから皮膚を守ってくれますし、肌寒い夜間は薄い羽織物として重宝するのです。

まとめ

世代交代期に入ったサウジアラビアは脱石油をかかげ観光や投資など幅広い分野で世界に協力を求めています。

サウジアラビアには様々な外国企業が誘致され外国人比率が高くなっていますし、観光業にも力を入れています。

現地の風習、伝統を尊重しながら、女性でもサウジアラビア国内旅行を楽しめるようになるといいですね。

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