サウジアラビア国民の若い男女は恋愛をするのか?結婚は見合い?恋愛?いろいろ気になりますよね?
イスラム教では奥さんを4人まで持つことができるとか、王族は何人も奥さんがいる等謎めいています。
一般的なサウジアラビア国民の恋愛禁止なのでしょうか?今の若者の恋愛観は?現役高校生に聞いたお話を紹介します。
サウジアラビアの学校は男女別学
サウジアラビアにはサウジアラビア国民が通う学校と外国人が通う学校があります。
サウジアラビアの国立の学校はアラビア語だけで授業が行われており外国人は入学することはできません。
サウジアラビア国民が通う学校には公立と私立があり、授業はアラビア語行われ、8-10科目のコーラン授業があります。
公立はアラビアの文化に沿って授業が行われているため私立に比べてコーランの授業科目が多かったり、女性の体育の授業がないという特徴があります。
幼稚園の頃から男女は別学になっており、男子の学校には父親しか入ることはできませんし、女子の学校は母親しか入ることはできません。
男の子しかいない母親はイベントや懇談会、先生との面談等の際にも子供の学校に入ることは一切ないのです。
もちろん男子の学校の先生は男性のみですので母親が先生へ用事がある場合は、父親に手紙などを託すということになります。
またサウジアラビアの気候は冬がほとんどなく暑いため学校へはほとんどの子供が家の車などで通っています。
学校は男女別学ですし、通学路で他の子供たちに会う機会はほとんどないため、男女が出会う機会もなく恋愛禁止というより恋愛に発展する場がないのです。
サウジアラビアの家庭環境
サウジアラビアの家庭でも同じような環境です。
サウジアラビアの国民であれば結婚と同時に住居が国からもらえます。
一般的な住居の広さは200平方メートル以上、2階建ての広い一戸建てです。
1年のほとんどが暑い厳しい気候で家の中にいることが多いためそれぞれの一部屋が広く作られています。
また家が広いことにはもう一つ理由があり、男女別々のリビングルームが一つずつあるということがあげられます。
父親の考え方にもよりますが、厳しい親であれば、幼稚園になる前から女の子は親戚ですら男性、男の子には会えなくなります。
顔を見せられる男性は父親と兄弟の男性のみです。
結婚前のサウジアラビアの女の子が出会う男性は、父親、兄、弟、運転手、これだけの男性しか会えないのです。
家で雇っている運転手やコックさんでさえアバヤやヒジャブで顔を隠した状態か電話越しでしか話はできないのです。
サウジアラビア女性の恋愛観と結婚
サウジアラビアで育つ若い女性の多くは父親の決めた相手と結婚します。
結婚前に両親同席で会うことはありますが、二人での外出などはできません。
恋愛観を感じるような行為はサウジアラビア国内ではできず、恋愛禁止と言ってもいいでしょう。
外で2人の男女が歩いている際、宗教警察に質問されると、結婚証明書を見せなければならないからです。
このような環境の中では恋愛禁止というより恋愛することもできませんし、恋愛観が育つこともありません。
外出時には常にアバヤという長い袖、裾までの長さの薄い黒いコートのようなものをはおり、肌を見せないようにしています。
女の子は6才を過ぎるとこのアバヤを着るようになるので女性同士でも腕を見せるだけでも恥ずかしいという感覚なのです。
実生活ではある程度家族が規制することができますが、インターネットなどでは規制が難しいのではと思うかもしれません。
インターネットが発達している現在、世界では様々な動画を含めた情報を見ることが可能です。
しかし一定の枠以上でサウジアラビア当局が規制をかけており、見られないページも多々あります。
恋愛シーンが多い動画は見られませんし、それに関係している文章なども規制されています。
ネットだけではなく紙の媒体でも同様に、肌が露出している広告が載っている新聞、雑誌などを持ち込むと逮捕、国外追放になるのです。
まとめ
サウジアラビア国内で育つ若者は恋愛禁止というより恋愛観を感じたり育つ場が全くありません。
サウジアラビア郊外などの厳しい家庭では、結婚前の男女が会うなどすると女性側が名誉のために殺されることもまだあるのです。
海外へ留学できるリベラルな家庭の子女等は少数で恋愛禁止と同様の環境で育った国内の若者の恋愛観は驚くほど純情でピュアなのです。
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