サウジアラビアには現在個人旅行で入国することはできません。
サウジアラビアに観光旅行などで入国するには団体ツアーで入国する方法しかなく、情報はあまりありません。
サウジアラビアを旅行できるようになったら気になる国内の治安は安全なのでしょうか?
サウジアラビアに住んでいる人とは
2018年サウジアラビアのスルタン王子が来日した際観光ビザ発給の方針を固めたとの話がありました
しかしまだ詳細は決まっておらず、サウジアラビア国内は個人で観光旅行ができませんし、公共交通等整備されていません。
そのため現在サウジアラビアに滞在している人はサウジアラビア人以外は仕事で滞在している人とその関係者ということになります。
短期滞在者は仕事の出張者のみということになり、その方たちはサウジアラビア国内で仕事がすめば速やかに帰国することになります。
短期滞在者が遊ぶ場所はほぼありませんし、長期滞在者は娯楽を求めて隣国等に出国するため治安が乱れるようなことはないのです。
アルコールがない
サウジアラビアの国教はイスラム教です。
イスラム教ではアルコールを禁止しています。
そのためサウジアラビア国内ではお酒は売っておらず、手に入れることはできません。
またホテルやレストランなどでも提供されていません。
店やレストランなどで飲むことができるのはノンアルコールビールだけなのです。
サウジアラビア国内の他国の大使館内は治外法権であるためお酒の持ち込みは可能になっていますが、飲酒はその場所に限られます。
このためアルコールが関係した事件などは起こらずお酒に絡んで治安が悪くなるということはほとんどないのです。
サウジアラビア国内での事件
サウジアラビア国内で事件がないわけではありません。
一般的にサウジアラビア国内で起こる事件は窃盗などが多いです。
なぜなら、サウジアラビアには他国から出稼ぎ労働者が多数入国しておりサウジアラビア国民と出稼ぎ労働者の貧富の差は歴然だからです。
出稼ぎ労働者の多くは1か月に2万からよくても5,6万という給料で働き、ビザの関係で2年間は帰国することができません。
また住んでいる住居は雇用主宅での住み込みや共同生活で、家族と離れ離れ、長時間労働等の環境で働いているためストレスもたまりがちです。
このような環境下で窃盗などの事件はよく起こりますが、起こる場所はたいてい彼らが住んでいる地域が多いのです。
まとめ
サウジアラビアの治安は観光地がまだ整備されておらず、観光客がいないため治安がよいということもあります。
富裕層と出稼ぎ労働者が立ち入る場所は全く違うため貧困地域に足を踏み入れなければ治安はよいといえます。
観光ビザが発給され個人旅行が可能になると状況は変わってきますのでダウンタウン等には行かないよう注意して旅行することが必要です。