サウジアラビアの重要な貿易相手国と脱原油後の経済改革について

石油などの天然資源に恵まれているサウジアラビアは日本にとって大切な貿易相手国です。

日本の輸出入貿易相手国の第1位は中国、サウジアラビアは輸入で第4位、原油の輸入先として有名です。

ではサウジアラビアでの重要な貿易相手国はどの国になるのかご説明いたします。

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サウジアラビアが石油大国になるまで

サウジアラビアは1930年代までの原油発見までは自給自足の国でした。

当然ながら貿易相手国等はおらずすべて自国でまかなっていたのです。

原油発見後、まずアメリカのカリフォルニア州の石油開発業者と契約し油田開発に着手し国営企業サウジアラムコが設立されました。

サウジアラムコの名前の由来は英語名でARAMCOとなりアラビアン、アメリカンオイルカンパニーの略です。

1960年にOPEC創立メンバーの一員となりサウジアラビアは原油により経済成長しました。

その後原油過剰在庫などにより原油価格が下落しサウジアラビア政府の経済が低迷しました。

貿易相手国より自国の経済を守るためサウジアラビアは石油の生産と供給を管理するようになったのです。

サウジアラビアの輸出品と貿易相手国

サウジアラビアの主な輸出品目は原油、精製石油、エチレンポリマーとほとんどが石油にかかわるものです。

貿易相手国は1位が中国、2位が日本、インド、アメリカと続いています。

サウジアラビアの石油は他の国に比べて地表に近いところにあるため比較的取り出しやすく安価で販売することが可能なのです。

またサウジアラビアはこれらの貿易相手国に対して迅速に輸出できるよう世界クラスの最先端で大きな倉庫を持っています。

サウジアラビアの原油による収入は予算収入の約9割を占めておりその生産は国営企業であるサウジアラムコによって行われています。

近年のサウジアラビアは石油依存を軽減するため民間セクターの成長を奨励しています。

サウジアラビアの輸入品と貿易相手国

サウジアラビアの主な輸入品は車、飛行機、ヘリコプター、航空関連備品、薬品等になっています。

輸入の貿易相手国は中国、アメリカ、ドイツ、アラブ首長国連邦です。

サウジアラビアは原油は豊富ですが技術立国ではないのです。

まとめ

サウジアラビアは天然資源が豊富ですが、王族の世代交代により原油政策の転換にかじを切っています。

外資系企業からさまざまな投資を受け入れ、長年の天然資源の価格安定役を手放し経済改革に取り組んでいます。

ロシアと協調して原油の減産の継続することにより原油の価格上昇を狙い国家の歳入増加を狙っているのです。

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