サウジアラビアは日本にとって貿易相手国として重要な国であり日本人として知らない人はいない国でしょう。
有名な国ですがサウジアラビアは実は観光できないということを知っている人は少ないのではないでしょうか。
日本国内には世界各国航空会社も乗り入れておりどこでも行けそうなのですがサウジアラビアは本当に観光できないのか説明します。
日本のパスポートの威力は強い
日本のパスポートは信用が高いパスポートとしても知られており旅行目的の短期間の滞在であればビザなしで渡航できる国が約190か国あります。
これは世界の国の約8割にあたり普通の旅行などではほとんどビザは必要なくパスポートのみで旅行することができるのです。
そんな世界的に強い日本のパスポートですがビザを取ることも難しく、入国ができない、もちろん観光できない国があります。
それがサウジアラビアだと知る人は少ないかもしれません。
サウジアラビアのビザの種類
サウジアラビアに滞在している日本人はサウジアラビアで仕事している人とその家族、サウジアラビア人と結婚した日本人がほとんどです。
仕事をしている人の中には短期滞在、出張者もいますが、必ずビザが必要です。
ビザはマルチビザ、シングルビザがありますが、サウジアラビア人の身元保証などが必要になるため取得するのに時間がかかります。
マルチビザは有効期間内で何度も入出国できるビザ、シングルビザは1回のみのビザです。
サウジアラビアでのビザ取得はサウジアラビア国内で信用があり、現地人と何らかのコネクションがある会社であっても時間がかかることがあります。
時にはこちらの予定通り取れないこともありサウジアラビアへの入国をあきらめなければならないこともあるのです。
他のビザの種類としてサウジアラビアのメッカに巡礼するための巡礼ビザがあります。
イスラム教徒がメッカに行くためのビザであるため他の場所には行くことができませんしツアー会社が巡礼とセットで発行する場合がほとんどです。
サウジアラビアが力を入れる観光
2017年に観光庁のトップである王子が観光ビザの発給を始めるという考えを示しましたが現在詳細はまだ発表されていません。
サウジアラビアは観光できないという国で有名ですが、現在サウジアラビア王族たちが脱石油経済政策を取っており観光業にも力を入れる予定なのです。
経済改革計画サウジビジョン2030では観光業だけでなく、サウジアラビアへの投資や技術協力などもあげられており観光は新しいサウジアラビアの産業になる予定です。
まとめ
サウジアラビアでは女性が運転できない、観光できない、自由に街を歩けない等できないことが多くまだまだ改革が必要な国です。
現在サウド家は第6世代で若い皇太子を筆頭に王子達が経済改革に取り組んでいます。
世界一が大好きなドバイが様々な世界一を作り観光で成功したように観光業に力を入れて観光できない国を払拭すべく力を入れているのです。