サウジアラビアと北朝鮮の意外な共通点でつながる関係

サウジアラビアと北朝鮮の両国は国土地理的に違う場所にありますし、宗教も違い共通点があるようには思えません。

サウジアラビアは中東でイスラム教、北朝鮮はアジアで仏教、石油資源の豊富な国と天然資源に乏しい国、このようにあげると関係があるとはいえません。

全く違うイデオロギーを持つサウジアラビアと北朝鮮ですが見方を変えると共通点が多くその部分で関係があるということを説明します。

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サウジアラビアと北朝鮮の関係

この両国について語る際、全くかかわりがない国のように見えるため共通点をあげるのは困難です。

実際お互いの国の貿易相手国ではありませんし、国土的にも違いますし、国交はなく、お互いの国に大使館を置いていません。

サウジアラビアと北朝鮮のメディア対応

国交がなく、貿易相手国でもなく、イデオロギーか違う両国ですが、実は大きな共通点があります。

両方の国ではメディアは当局によってコントロールされており政府が国民たちの問題をカバーすることはありません。

テレビ放送、インターネット放送、ラジオ放送などすべての国民に届くメディアは当局の監視下にあるのです。

例えばサウジアラビアでのインターネットはすべてのページは見ることができません。

アラビア語、英語、写真など検閲対象にしており王族批判はもちろん、イスラム批判などのページも見ることができません。

イスラム法に反するページも見ることはできないため動画サイトは見られないページが多くありますしブログやコミュニケーションサイトも遮断されています。

日本語のイスラム法に反していないページでもアクセス不可になっているページがあります。

アクセス不可になっているページから当局にアクセス不可に対する解除のお願いを出すことは可能です。

しかし放置されることが多く、また国内では逆に目を付けられるとのうわさもあるためやめたほうがよいという意見もあるのです。

北朝鮮のメディアに関しても当然のことながらコントロールが行われていることでも有名です。

北朝鮮では国民に対して不都合な情報はすべて遮断されているのです。

両国ともメディアの自由はかなり低く政権の批判や都合の悪い動画等は当局によって削除されるというメディア対応で関係があると言えるのです。

サウジアラビアと北朝鮮の国の統治の仕方による関係

両国とも単一の家族で継承されており独裁ともいえる政治体制になっていることが2つめの共通点です。

サウジアラビアは1932年にサウド家によって建国された国であり国名はサウド家のアラビアから名づけられています。

政府の要職は王族で占められているのです。

北朝鮮は1972年までは中国やソ連の支配下にありましたが、1972年新たな憲法を制定し首都機能が平壌に制定され金日成が首相になりました。

その後金一族が政府の要職をしめているのは有名で、両国とも政府により国民を強制しているという点で共通点があるのです。

まとめ

サウジアラビアと北朝鮮は国交は直接ありませんし、地域的にも離れた場所にあり、直接的な関係はありません。

しかし同じ一族で国を統治していること、独裁的な政府であること、情報統制など共通点は驚くほど多いことがわかります。

このように一見して関係がなさそうなサウジアラビアと北朝鮮ですが見方を変えると興味深い関係が浮かび上がってくるのです。

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