サウジアラビアは天然資源が豊富であり、国家歳入が原油収入で9割を占めている国です。
サウジアラビア国王が日本に来日した際には、飛行機40台、王様が持ち込んだ自前のエスカレーターが話題になりました。
そのようなサウジアラビア国民の平均年収はどれくらいなのか、平均寿命は何歳なのかご紹介します。
サウジアラビアと日本の平均年収の違い
サウジアラビアは世界有数の産油国であり、王族だけではなく一般のサウジアラビア国民も豊かな生活をしているように感じますよね。
実際新聞やネットなどで公開されているサウジアラビアの平均月収は、幅がありますが30-50万円、平均年収にすると360-600万円となります。
日本の平均年収は約450万円となりますので、産油国にしてはあまり日本と変わらないのではと感じます。
しかし日本では所得税、住民税などの税金や社会保険、会社によっては労働組合費など様々なものが引かれるため手取り賃金は平均年収より下がるでしょう。
東日本大震災後には復興のための必要な財源確保のため復興特別所得税、復興特別法人税という税金引かれています。
しかしサウジアラビアは日本と違い税金がありません。
サウジアラビアでは税金の他に社会保険なども引かれませんので平均年収はあまり変わらなくても生活に余裕があるのです。
またサウジアラビアの生活費は日本より約40%低く平均賃貸料は約50%低いため平均年収に対する生活費の負担はかなり違うのです。
サウジアラビアと日本の平均寿命の違い
日本の平均寿命は年々伸びており女性は87才、男性は80才で世界第二位となりどちらも過去最高を更新しつづけています。
平均寿命が延びた理由は医療水準が高くなったことや健康意識が高まったこと、運動をするなどの生活習慣の改善などが挙げられます。
サウジアラビアの平均寿命はこの30年で約10才のびています。
しかし日本に比べるとサウジアラビアの平均寿命の延びはかなり遅いものです。
石油資源が豊富で裕福な国であれば平均寿命は長くなりそうですよね?
サウジアラビアが自国民のための健康保険を創設したのは2015年です。
それまでは外国人のためにはありましたが、自国民のための健康保険はなく病院は体の調子が悪くなってからいくものでした。
他の国に比べて予防医学という概念が低いこともあり日本のように健康診断や人間ドッグなどに入る人は少ないのです。
またサウジアラビアの女性は働く場が少ないため成人女性は結婚が早く家庭にいる時間が長いため肥満になりやすいことも平均寿命が延びない一つの原因です。
まとめ
2014年アメリカの新聞に裕福な人は長生きできるとの研究結果が出されましたが健康な体を維持するには食生活とある程度の運動が必要です。
サウジアラビアでは車中心の生活であるとともに、気候的要因から普段の生活に運動などを取り入れるのが難しく肥満の割合が多くなっています。
平均年収が高く食生活が充実しているサウジアラビアでは適度な運動を生活に取り入れ生活習慣病を少なくすることが平均寿命を伸ばす最善の方法なのです。