サウジアラビアへ会社の転勤や仕事などで滞在することが決まったら気になるのがビジネスマナーですよね?
またサウジアラビアでは外国人の女性であってもアバヤ着用は義務つけられていることもあり服装についても気になるところです。
サウジアラビアでは常識である驚きのビジネスマナーと服装についてご説明します。
目次
サウジアラビアでのビジネスマナー
サウジアラビアで仕事をする場合、サウジアラビア人と日本人の時間の違いについて注意しなければなりません。
日本は世界の中でも時間については一番と言っていいほど厳しい国です。
電車やバスはほとんど時刻表通りに走っていますし、秒単位の遅れも許されないほどで電車の時刻表の本は辞書のように分厚いものもあります。
学校教育では予鈴というものが設けられ5分前、10分前行動などを推奨していますし、遅刻は厳しく注意されます。
このような教育を受けた日本人は時間に対してルーズなことは許されず、プーチン大統領が会談に遅刻した際には大きく取り上げられたりしました。
しかしこの日本独特の時間の感覚は海外では特殊であることを覚えておかなければなりません。
サウジアラビアも同様に時間に対しては厳しくありません。
アラビア語でインシャアラー、神のみぞしるという言葉が示すように約束事に関しては予定通りにならない場合が多いのです。
また時間通りに到着するより少々遅れていくくらいのほうがビジネスマナーだというような考え方もあるのです。
約束した時間に待ち合わせができなかったり、開始時間通りに始まらなくてもインシャアラー、神のみぞしる、サウジアラビアのビジネスマナーです。
サウジアラビアの服装
サウジアラビアの男性が着用する民族服は足首までの長さがあるトーブというシャツのような服です。
1年中長袖で腕や足を出すということはなく日本の背広と同じような感覚です。
高温多湿の日本ではクールビズという運動で半袖のシャツで会社に行く人もいますがサウジアラビアの服は必ず長袖の洋服です。
仕事でサウシアラビア人に会う際、半袖のシャツは問題ありませんが、半ズボン、短パンなどは許されないので注意が必要です。
特に首都であるリヤド、政府の施設、軍の施設などは宗教警察であるムタワがいるため服装に関してはサウジアラビアの慣習を尊重することをおすすめします。
まとめ
サウジアラビアでのビジネスマナーとしてはまだ男性社会中心ですので女性が入っていくのは難しい場面もあります。
会社によっては女性用の化粧室がないところもありますし、サウジアラビア人は女性が同じフロアにいることをよく思わない人もいるのです。
少しずつ女性の社会進出も認められていますので男性と同じ職場で働くのであれば民族服であるアバヤを着用していれば問題はありません。