サウジアラビアの首都リヤドの治安は場所により大きく異なる理由

サウジアラビアの総人口は2016年には約3200万人、若年層が多いため人口増加率は世界の中でも高いです。

また海外からの出稼ぎも多いため他の国に対して人口は増加傾向にあります。

自国民に対して外国人が多いサウジアラビアの首都リヤドの治安はどうなのか説明いたします。

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外国人の出稼ぎが多い中東

サウジアラビアは首都リヤドに限らず若者の人口の増加率が他の国に比べて高いといえます。

その理由はサウジアラビア人の家族の人数によるものです。

サウジアラビアの家族の平均的な人数は6人以上は普通です。

子供は多いほうがよいとされ、4,5人兄弟、姉妹は当たり前なのです。

また女性は20才を過ぎれば働く場所が少ないこともあり早めに結婚することを勧められます。

家のことはメイドやコック、ナニーがするため女性は家にいることが多くなり家族の人数が多くなる傾向にあるのです。

サウジアラビアの一般的な家庭はこのように人数が多いため、家族を手伝うナニー、メイドやコック、運転手などの出稼ぎがとても多いのです。

出稼ぎの人達は一般的には若い単身者が多いためリヤドの若者の人口増加率に拍車をかけています。

サウジアラビア人と外国人の人口の割合は6:4くらいとかなり多くの外国人がいることがわかります。

また出稼ぎに若い単身者が多いのは、単身で出稼ぎに来るほうが身軽に稼げるという理由もあります。

出稼ぎの外国人が住んでいるリヤドの地域の治安

出稼ぎの外国人が住んでいる場所はリヤドの南部、比較的宗教的にも厳しい地域に多いです。

もともとリヤドは南部から発展しており、政府の施設、美術館や動物園、図書館などの公共施設、サウジアラビア人の墓など南部に多くあります。

魚市場、野菜市場、肉市場なども南部に集中しており比較的食料が安く手に入り、周辺の住居も古く安いためリヤド南部は治安が気になる場所も多いのです。

出稼ぎの外国人達は南部の住居が安い物件などで共同生活をしている場合が多く、その周辺は出稼ぎの国の人達の食材や衣類などの店が多く集まっています。

昼間、明るい間の治安は悪くはありませんが、暗くなり涼しくなると人通りも多くなるため気を付けなければならない場所もあります。

横道などの狭い通りなどを歩く場合には華美な服装や持ち物には気を付けたほうがよい場所もあります。

イスラム刑法によるハッド刑

サウジアラビアで犯罪を犯した場合にはイスラム刑法によりハッド刑という身体罰に処せられるため犯罪を犯すことに対して抑止力になっていることもあります。

特に出稼ぎの外国人に対しての刑罰は厳しく、例えば賭博が摘発されると刑務所に2-3日留置後、すぐに国外追放になることもあります。

刑務所は一般的にはどこにあるのか所在を明らかにされていないことが多く関係者ですら面会は難しいのです。

まとめ

サウジアラビアのリヤドの治安はモール等人が多い場所では明るい間は安全だといえます。

他の国と同様、服装や持ち物に注意すれば犯罪に巻き込まれることは少ないのです。

道路や店などがひどく汚れていたりゴミが放置されている地域等に足を踏み入れなければ安全に過ごすことができるのです。

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