サウジアラビアの若者が留学するならどんな場所?女性は留学できる?

サウジアラビアは2015年推計で人口の34歳以下が占める割合が62%を越える若い国です。

若者たちの力をこれからの成長にかえるべく2015年に亡くなったアブドゥラ国王は国内に新しい大学設置をしており海外留学も増えています。

サウジアラビアの若者が海外留学するならどんな場所でまた女性は留学できるのでしょうか?

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女子教育に力を入れ始めたサウジアラビア

サウジアラビアの王族内では2015年のアブドゥラ国王死去後代替わりが進んでいます。

若い皇太子が国の重要ポストにつくことにより、国家の政策も脱石油へ向かい投資や観光などにも力を入れ始めています。

国の教育も少しずつ変わってきており、2011年には首都リヤド郊外に世界最大規模、サウジアラビア初国立総合女子大ができました。

また保守的なイスラム社会であるサウジアラビアでは国立、公立の学校は男女別学がほとんどで、女性が教育を受ける機会はかなり制限されていました。

しかし最近サウジアラビアの若者の教育に力を入れるとして、科学系の大学やサウジアラビア初の男女共学の大学まで設置されるようになってきたのです。

大学に行ける層はまだ少ない

サウジアラビアは国を挙げて教育、とりわけ女子教育には力を入れています。

サウジアラビア国民であれば無償で受けられる教育ですが、女子を大学まで通わせる一般家庭はまだ多くはありません。

サウジアラビア国民の中でもリベラルな考え方をする層も徐々に増えてきていますが女性は大学まで通わせるより結婚させたほうがいいという親もまだいるのです。

女性の海外留学となると、更に難しくなります。

女性は単独で国外に出ることができない為、両親や兄弟とともに留学するという形でしか留学する道はありません。

その他の道としてはサウジアラビアでは結婚後夫婦別居は認めていないため結婚後夫が海外留学する場合に女性も同伴で留学するという形もあります。

サウジアラビアでは、女性の希望で単独留学ということはほとんど不可能なのです。

シャルジャ首長国への留学

サウジアラビアのお隣UAEの中にあるシャルジャ首長国はUAEの中でも保守的なお国柄でサウジアラビアに近い感覚の首長国です。

隣のドバイではリカーパーミットがあればお酒は買えますし限られていますがホテルで飲酒できる場所もあります。

しかしシャルジャではお酒は禁止されており首長国内で飲酒することはできません。

女性の服装に対しても厳しいため、露出の高い洋服で歩いていると一般人に注意されることもあるくらいなのです。

サウジアラビアの厳しいご家庭の勉強に興味がある子女はシャルジャに留学する場合もあります。

もちろん単独ではなく、兄弟や家族が同伴という条件付きです。

まとめ

サウジアラビアでは、今でも保守的な家庭も多く勉強するより早く結婚してたくさん子供を産むことを望まれている女性もまだ多くいます。

父親と男性親族が結婚の決定権を持つサウジアラビアでは若い女性が望まぬ結婚をし家庭に縛られている例もあります。

しかし女性の参政権や運転免許解禁などサウジアラビア国内での女性の立場も少しずつ変わってきているのです。

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