サウジアラビアは日本の輸入貿易にとって重要な国

2016年サウジアラビアのサルマン皇太子はサウジアラビアがかかげる経済政策ビジョン2030のため日本を訪問しました。

この中でサウジアラビアは日本にとって貿易相手国として今後も重要な国であるとともに日本からの経済的な投資を求めています。

日本は原油をサウジアラビアに依存していますが今後どのような関係になるのか説明していきます。

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日本の最重要輸入貿易相手国であるサウジアラビア

サウジアラビアは世界でも有数の原油を持ち、国家歳入の9割を原油に頼っている国です。

日本の輸出入の貿易を語る上でサウジアラビアは重要な国であり、小学生の社会の授業では必ず出てくる中東最大の石油大国です。

日本の原油輸入先はサウジアラビアの他にアラブ首長国連邦、クウェート、カタール、等中東の産油国が主な貿易相手国です。

日本にも国産の原油は産出していますが年間で約60万キロリットル、サウジアラビアからの原油輸入量の100分の1以下なのです。

オイルショックなどで原油の中東依存を減らし1990年までには中東依存度を7割以下にまで減らしました。

しかし、その他の産油国が経済発展し始め日本への原油輸出ができなくなってきたため再びサウジアラビアへの依存が高くなってきています。

サウジアラビアからの原油輸入量は突出しており貿易相手国として重要な国なのです。

日本がサウジアラビアに輸出する多くの技術

サウジアラビアが輸入している主な国は中国、米国、ドイツ、日本になっており日本は輸出入貿易相手国として重要な国となっています。

輸入品目は機械、電気装置、車、飛行機、薬品など多岐にわたります。

日本はサウジアラビアへの輸入品目として物だけではなく、技術も長年にわたり支援しています。

技術供与分野は主に独立行政法人国際協力機構(JICA)を通じ行っておりサウジアラビアの若者を支援しています。

サウジアラビアに技術協力しはじめた歴史は長く、1975年に両国で経済技術協力が調印された後はじまりました。

自動車高等研修所、プラスチック加工高等研修所など貿易だけではなく技術協力の面でもサウジアラビアと日本の関係は強く結びついているのです。

水、保健、産業、文化、通信など様々な分野の人材育成をするため技術協力は発展し多くの日本人がサウジアラビアの若者を指導しています。

まとめ

サウジアラビアと日本の関係は輸出入貿易相手国としてお互い重要な関係にあります。

日本はサウジアラビアの若年層の技術指導をすることでサウジアラビアを技術力を持つアラブ社会のリーダーにしようとしています。

最終的には技術力で格差のあるアラブ諸国同士で技術協力の支援を可能にし自国で経済自立させることが狙いなのです。

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