サウジアラビアは中東有数の産出国であり日本にとって原油輸入先として重要な国です。
必ず地理や社会の時間には習うサウジアラビアですが、現在観光のため入国することはできないので詳細を知る人は少ないでしょう。
近い将来観光ビザが発行され入国できるようになるであろうサウジアラビア国内おすすめの観光名所をご紹介します。
サウジアラビアの観光名所の世界遺産
サウジアラビア国内には現在ユネスコに登録されている世界文化遺産が4か所あります。
その一つである紅海沿いの都市ジッダのオールドタウンにあるナシーフハウスとその周辺地域の観光名所は市内にあるためアクセスしやすくおすすめです。
ナシーフハウスは1881年ジッダ知事の家として建設された豪華な家で当時のアラブ様式の建築を見ることができます。
ナシーフハウス周辺地域はスークと呼ばれる市場が立ち並んでおり多くの巡礼客が巡礼後に必ず立ち寄る観光名所としても有名です。
アラブの絨毯やショール、雑貨や料理に使うスパイスなどのお土産物を買える観光名所なのです。
砂漠の中にあるマダインサーレハはサウジアラビアの領内にある古代都市として有名です。
古代にナバテア人達が住んでいた都市がきれいな形で残っている考古遺跡群で紀元前1世紀から紀元1世紀の都市で規模が大きく圧巻です。
マダインサーレハはヨルダンのペトラ遺跡につぐナバテア人の古代都市の観光名所となっています。
リヤドやジッダ市内の観光名所
リヤドはサウジアラビアの首都であり、政府の機関が南部地域に集中しており特徴的な建物が有名です。
リヤド市内中心部には高層ビルが立ち並び、高級ホテルやオフィス街として多くの人が集まる場所になっています。
ポストカード等にもなっているリヤドのキングダムセンターはショッピングバッグのような形をした高層ビルでインスタ映えしそうです。
リヤドに行ったらまずこのビルとも言われている有名なビルでモールやレストラン、展望台も入っています。
すぐ近くの三角形のアルファイサリアセンタービルは金色のゴルフボールのような球体の中に高級レストラングローブが入っておりアフタヌーンティを楽しめます。
サウジアラビアの民族衣装を着た女性達もゆったりとお茶などを楽しんでいるためアラブの雰囲気を感じることができるはずです。
ジッダ市内にはドバイのブルジュカリファをモデルにした1008メートルの高層ビルが建築中で2019年オープン予定となっており新たな観光名所になります。
地元のスーパーやスーク
サウジアラビアと言えば豪華、黄金、ラグジュアリーなイメージですが、ぜひお勧めしたいのはアラブの雰囲気がただよう地元のスーパーや市場です。
日本では見たことがない野菜や果物などが売られていますし、スイーツ好きとして知られるアラブ人のためのスイーツショップは様々な種類がありモールの中にたくさんあります。
どこも試食させてくれるので気になったものは指をさして「トライしたい」と告げると考えられない量お試しさせてくれることもしばしばです。
地元の人達が普段買い物をするスークではアラビックコーヒーや民族衣装であるアバヤやトーブなどが売られています。
また日本では目にすることがないゴールドスークもあり、金を量り売りで購入したり、手持ちの金を売ることもできるのです。
まとめ
サウジアラビアは現在仕事関係の人とその家族、イスラム教徒以外は入国することができない閉ざされた国です。
しかし脱石油依存経済脱却のため観光ビザ発給について発表されていますし、近々観光のため入国できるようになる国です。
観光地化されていないめずらしい国として見るべき観光名所は国内にたくさんあるのです。