サウジアラビアは日本にとって貿易相手国として大変重要な国であり知らない人はいないくらい有名な国です。
しかしサウジアラビアに住んでいる人々の暮らしやサウジアラビア人の性格などについてはあまり知られていません。
サウジアラビアの普通の人々の暮らしや性格などはどのような感じなのか7年滞在した私の印象をまとめてみました。
サウジアラビアの中流家庭の人々の暮らし
サウジアラビアはその砂漠気候により日中は50度近くになることが多いため屋内で過ごすことが多くなります。
そのため平均的なサウジアラビア人の家は日本人の平均的な家と比べ広さは約2倍くらいあります。
そして家の中の部屋で特筆すべきはあくまでもサウジアラビアの中流家庭の家に限ってですがリビングルームが2つあることです。
リビングルームが2つ必要なのは男性用と女性用に分かれているからなのです。
サウジアラビア人の普段の人々の暮らしにおいてお客様や隣人などには厚いもてなしをすることで知られています。
サウジアラビアは国土が広く砂漠の遊牧民として暮らしていた時には隣人を訪ねるにも時間がかかり大変でした。
暑い中大変な思いをして訪ねてきてくれた隣人に対して手厚いもてなしをするようになったのはこのような地理的な要因もあるのです。
またサウジアラビア人の女性はある程度の年齢になると親族以外の男性との接触は禁じられています。
そのため家でお客様をもてなす場合には男女が別々にくつろぐ空間が必要な為たいていの家では2つか3つのリビングルームがあるのです。
3つめのリビングルームは家族のためのもので、アラビアスタイルの床に直置きするタイプのソファでくつろぐことができるようになっています。
サウジアラビアの人々の暮らしは家の中でも快適にくつろいだ時間を過ごせるようになっているのです。
サウジアラビア人の性格
サウジアラビアといえばニュースでイスラム教、テロ、アルカイダなどの印象が強い人もいるかと思います。
しかしほとんどのサウジアラビア人は信心深く、伝統を大切に守り、穏やかな性格の人が多いのです。
また人間の性格は気候風土に影響されるということもよく言われることです。
遊牧民であったサウジアラビア人は家財道具、資産などすべてを持ち歩いて生活してきました。
その名残であるのか、今でも余裕のある資金ができると、金に変えて見につけるという人も見られます。
大切なものは他人には預けない慎重な性格だといえるのです。
まとめ
サウジアラビアは厳しい気候で日中は外に出られない為家で過ごすことが多く涼しくなる夜から公園等に散歩に出かける為夜型の人が多いです。
サウジアラビアの女性は12-13才くらいになると家族以外の男性と過ごすことはできなくなるため家族単位で出かける割合が多いのです。
客人に対して親切で慎み深く穏やかなサウジアラビア人はおもてなし文化を持つ日本と共通点が多いのです。
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