サウジアラビアは世界でも有数の原油生産国であり、国家歳入の約9割が原油収入で占めています。
サウジアラビアの国民の生活はその恩恵を受けており医療費、教育費は無料ですので必然的に収入に占める生活費は低く抑えられ他のことにお金を使うことができるのです。
サウジアラビアの富豪達はどのような生活を送っているのか、ご紹介します。
サウジアラビアのサルマン国王来日
2017年4月サウジアラビアのサルマン国王が来日した際、自前のエスカレーター式タラップで降りてきた姿を見た人は多いのではないでしょうか?
サルマン国王は高齢な上に長期間のアジア歴訪のスケジュールであったため体調を考慮しサウジアラビアから事前に日本に運んでいたようです。
自前のタラップだけではなく、サウジアラビアから飛行機10機、1500人を超す同行者とともに来日したことでも話題になりました。
同行者は王族関係者だけではなく、国王の身の回りのことをする人も何人もいるのです。
例えば国王のコーヒーだけを入れる人、トーブなどの衣装を手入れする人、など細かく分業されているため1つ1つに専門の人間が必要なのです。
この来日の日本滞在時では高級ホテルを1000室以上使用し、ハイヤーは500台手配したと言われています。
またホテルの部屋には国王専用のソファなどの家具まで運びこまれたということなのです。
国王や富豪達は旅行先でも普段と同じ生活をするためお気に入りの家具を持ち込むことも可能なのです。
サウジアラビア国内での生活ぶり
サウジアラビア国内にはサウド家ファミリーは何千人もおり、政府関係の要職、名誉職などを独占しておりその家族は優雅な生活をしています。
その生活から見える富豪ぶりは時折新聞などのニュースで取り上げられています。
サウジアラビアのファハド王子が卒業パーティとしてフランスのディズニーランドを貸し切り19億円出費というのは最近のニュースです。
サウド家がスイスに行った際には夜8時頃から徹夜でスイスのデパートを貸し切りお買い物を楽しんだというニュースはサウジアラビアの新聞で取り上げられました。
国内での普段の生活の中でもその富豪ぶりはすさまじく、宮殿内に商品やパンフレット等を持った販売員が直接伺いほぼ買占めることもあったといいます。
買うばかりだと商品が増える一方なので買い物の趣味が高じて、自分で会社を持ち自分好みのものばかりを売っている王族関係者もいます
女性の王族関係者は、自宅にマッサージ、ネイリストなどが訪問します。
自分が一番快適な空間でマッサージ等を受けられるのは富豪にのみ許された贅沢なのです。
まとめ
サウジアラビア国内では国王一行が移動する車列に出くわし長時間一歩も動けなくなることがあります。
また動静が詳しく伝えられていないため突然王族がサウジアラビアを出国すると決まれば民間人のフライトはすべてキャンセルか遅延になります。
しかし石油などの天然資源は永遠にはもたないため、このような生活を大勢の王族たちが続けることに脅威を感じる若い王族たちがいることも事実です。