サウジアラビアの国王の寵愛を受ける副皇太子訪日の目的とは?

2016年9月サウジアラビアサルマン国王の息子であるムハンマド副皇太子が訪日しました。

サルマン国王には7人の子供がいますがムハンマド副皇太子はその中で一番皇位継承の順位が高い人です。

サウジアラビアの副皇太子であるムハンマド氏が訪日した目的についてご説明します。

スポンサーリンク
saudiarabia-historyレクタングル大

ムハンマド副皇太子とは

日本に訪日した2016年9月はムハンマド副皇太子でしたが2017年6月ナイフ皇太子が解任され現在は副皇太子から皇太子になっています。

サウジアラビアの国名はその名前が示すようにサウド家がおさめるアラビアで、サウド家が統治している国です。

国王を筆頭に大臣、政府の要職はサウド家の人達で占められており、すべての決定事項は国王が決めます。

国の決定事項は、経済、外交、防衛、財務、教育、医療など幅広い分野であり多岐にわたります。

そのためそれぞれの分野に責任者がいるのですがムハンマド副皇太子は若いながらも経済、外交、防衛などの責任者でもあるのです。

サルマン国王は3人の妻に息子が7人おりそのうちの1人がムハンマド皇太子となります。

娘には王位継承権はないので公式に何人いるかは発表されていませんが、初代国王アブドゥルアジーズに比べると子供の数は少ないです。

ムハンマド副皇太子時代の訪日の目的とは

2016年訪日した大きな目的はサウジアラビアの経済改革にほかなりません。

国家歳入のほとんどを石油に依存しているため、石油以外の産業を育てなければなりません。

そのためサウジビジョン2030と銘打ち、海外からの投資、外資系企業の誘致、技術協力などの分野で日本にも協力を求めるための来日でした。

日本に訪日するとともに中国訪問もして、同様の協力とG20首脳会議に出席するなど経済分野で広く活動しているのです。

この訪日に対して、日本は手厚くもてなし、天皇陛下が会見し、首相と会談したのです。

首相との会談は内容が濃く当時交換した協力覚書は文化交流、中小企業協力、エネルギー分野、農業分野、通信、国際協力、模造品対策の7件です。

訪日目的の詳細とは

首相とムハンマド皇太子はサウジアラビアのビジョン2030と日本の成長戦略に対して議論をかわしました。

日サウジビジョン2030共同グループを立ち上げ、経済産業省が主体となりその後サウジアラビアとの会談が開かれています。

またムハンマド皇太子は日本のアニメに興味があるとのことなのでアニメ分野、サウジアラビアで初のオーケストラ開催など芸術分野での協力も表明しています。

まとめ

ムハンマド副皇太子時代に訪日した際の首相会談では多くの分野について話し合いがもたれています。

日本からはエネルギー、人材、経済投資などへの協力を表明しサウジアラビアからは提案に歓迎し日本への投資発言もありました。

日本とサウジアラビアは今後経済的に重要なパートナーとしてその関係を一層強固なものにしていくということなのです。

Follow me!

スポンサーリンク
saudiarabia-historyレクタングル大

saudiarabia-historyレクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする